CBG

2021/09/23 21:49


カリフォルニアゴールドに含まれている第二の希少カンナビノイドであるCBG(カンナビゲロール)は、「あらゆるカンナビノイドの母」と呼ばれるカンナビノイドのひとつで、抗菌性、鎮痛性、腫瘍の成長抑制、骨形成、抗うつなどの効果があるという研究結果が発表されています。


CBGは、まずCBDTHCの元であるCBGa(カンナビゲロール酸)が組成された後、そのCBGaが脱炭酸現象を経て変換されるカンナビノイドです。


これまで、CBGにスポットライトが当てられて来なかった背景には、製造コストと抽出の難易度の高さがあると言えるでしょう。実はCBGは、カンナビノイドの中で最も生産コストが高価なカンナビノイドなのです。


CBGは成熟前の大麻草には多く存在するのですが、成長とともに急激に減少していきます。そして、成熟し切った頃には、全てのカンナビノイドのわずか1%程度しか含有されません。言わば、カンナビノイドのシャトーブリアンなのです。


2021年現在の日本の大麻取締法(部位規制)に則れば、日本市場向けのCBGをほんのわずか抽出するためには、かなり大量の原料すなわち大麻草が必要になるということになります。