2022/04/29 14:22


お久しぶりです。


さて、2018年の秋から米国よりカンナビノイドの輸入を始めて早4年目(2022年4月現在)。筆者はさまざまな先鋭的カンナビノイド製品のサンプルを米国から輸入してきたわけですが、実は、これらの輸入に関して一度だけ逮捕されてしまったことがあるんです。

全く笑えない話なんですが、、、結果、不起訴で終わったことですし、この話がカンナビノイド製品を輸入している同業者様の教訓になればと思いブログに認めます。

2020年初春のある朝のことでした。いつものように自家用車で当時勤めていた輸入会社に出勤し、駐車場に車を停めたところで四方八方およそ6〜7名の捜査官に取り囲まれました。

どちらの署に連行されるのかを捜査官のひとりに確認し、咄嗟に顧問弁護士へ電話連絡。そのまま、車の中、会社事務所、自宅を徹底的にいわゆるガサ入れ。もちろん何もやましいものは出てこなかったのですが、そのみじめな姿を家族に見られたことによる心の傷は今も未だ癒えません。手錠をかけられ渋谷署へ連行。PCR検査を実施した後に薬物尿検査。これも全て陰性という結果が出ていざ取調べ。話を聞くと、私が犯した罪は「関税法違反、及び大麻取締法違反」だと言うのです。

話は半年前に遡ります。

私たちが独占契約しているアメリカ側のカンナビノイド加工企業との交渉は、計4名のアメリカ側の渉外スタッフが入れ替わり立ち替わりメールでの打ち合わせにあれこれ口出ししてきながら何となく話が着地してきたところでバイヤーである私が決定権を行使する形式でものごとが決まっていく仕組みで行われていました。 

ある日、アメリカ側のスタッフのひとりが、CBDの葉巻があるからそのサンプルを私に送るというのです。面白い!!と思った私は二つ返事でサンプルの送付をお願いしました。

サンプルだからということで、そのアメリカ人スタッフは成分分析表を添付せずに個人的な荷物としてそれを私に送ったのです。その際、東京税関から連絡があり、輸入しようとしている製品から違法成分が検出されたので、この製品の所有権を破棄して、同製品の廃棄を承諾する書類に署名捺印して送れ。とのことでした。

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