2022/08/18 14:01

写真は大麻合法化を訴えるタイのプームヂャイタイ党の選挙看板。


筆者はコロナ問題発生前の2019年2月、大麻の合法化を争点とした選挙期間中のバンコクにいました。

CBDのビジネスに着手する以前、私はバンコクの友人に日本から和牛肉を輸出する仕事を手掛けており、私が輸出する和牛肉はタイ全土にある「セントラル」という現地財閥系のデパートの食品売場に今でも陳列されています。

私たちが輸出した和牛肉を大量に一括購入している友人である社長の奥様F氏の実父はプームヂャイタイ党に所属する国会議員で、この大麻合法化運動の牽引者でした。

彼女曰く、「政府による規制は役人側にお金を創造し、規制緩和は民間側にお金を創造する。だから今こそ規制緩和が必要なのだ」と。確かに考えてみればその通りで、残念ながらこの期に及んで日本は役人側に既得権益を創造することばかりしているように見受けられます。

結果、タイではプームヂャイタイ党が選挙に圧勝し、2022年の夏に民間での大麻販売を可能にしました。元来観光立国であるタイの経済は活性化し、タイでしか受けられない差別化された医療観光に大きなビジネスチャンスが生まれています。

コロナ禍で経済的に民間が困っている今こそ、日本でも大胆な規制緩和に期待したいところです。